RVA レヨンベールアクア水草図鑑

Terrarium plants コケ・シダ類

コケの魅力は、水草と同じく奥深くまた、尽きることがない。
ここでご紹介するコケの仲間はいずれも陸上での成長を見せてくれるタイプで、
その品種の多さと、形状の違い・色彩の面白さは格別です。
待ち望まれているかたも多いコケの品種達を今回はより多くの方にも知っていただきたく、 画像とともにじっくりとご覧下さいませ。

Chiloscyphus polyanthus(L.)Corda
フジウロコゴケ
本種は落葉樹林のコケで、標高500m~1500mの地域に分布します。
本種は、水中、及び浮遊する形で存在し、比較的低温な、清水の流れのようなところに生えます。
その為このコケから、その存在する水の清らかさを教えられることでしょう。
また、かわいらしい容姿は、見る人にインパクトを与え、水槽内でも活躍の場が広がりそうです。
Leucobryum scabrum
オオシガラゴケ
シラガゴケ科
山地の地上や岩の上などに小さな群落をもち。
茎は直立または横向きに生え、長さは5cmを超えます。
本当にその姿はシルバーの輝きが目立ち
なんとも言えず独特の美しさとなっていますね。
Leucobryum bowringii
アラハシラガゴケ
日本全国に分布し、半日陰地の湿度の高い所にあることが多くみられます。
茎は高さ3cm内外で、塊を作って生え直立又は斜めに立ち上がります。
葉はつややかで、光の反射で、先端が、シルバーに輝く姿が見られます。
Brothera leana
シシゴケ
シッポゴケ科
全体的につややかな葉を持ち、茎は5mm存在します。
茎の先の方に葉は集まったようにして付、針状に尖っています。
先にご紹介している、アラハシラガゴケにも似ていますが、
葉の長さが一回り以上長いようです。
Fissidens nobilis Griff
オオホウオウゴケ
東アジア~東南アジアの熱帯にも広く分布し、日本だけでも関東地方から西に生息します。
茎は斜めに伸び、高さ3~5cmほど
本種は岩場に見れる種で、水中での育成はやや困難があります。
Hypopterygium fauriei Besch
クジャクゴケ
日本全土と、北アメリカ西部に分布して、日陰地の湿った岩上や腐植土の上に生えています。本種は地下を横に這う地下茎とこれから直立してでる茎とからなり、直立茎は高さ2~3cfm その周囲に孔雀の羽を広げたように葉が付きます。
胞子体は、孔雀の葉の中央から立ち上がり
あたかも取りの顔のような姿で、美しい品種です。
Sphagnum girgensohnii
ホソバミズゴケ(日本産 )
かなり、見かけることの少なくなった貴重な日本産のミズゴケです。
ライトグリーンで、小さな胞子嚢をつけています。
ミズゴケは通常、鉢物での実生床として用いたり、挿し木などの際、切り口に巻いたりして使用しますが
今回、このミズゴケをテラリウムやクリプト鉢へ使ってみませんか?
秋になると少々、赤みを持ち、紅葉の葉のようになりますが
冬以外は青々とした姿で楽しめますよ。
Hypnum plumaeforme Wils
ハイゴケ
日本全国に見られ、東アジア~東南アジアに分布しています。
非常にライトグリーンで、密植した状態はなんとも美しい存在です。
園芸用にも広く用いられるタイプです。
テラリウムや、クリプトの水上水槽などに使用してみても楽しみの1つになりそうです。
Bryonoguchia
シノブゴケ
シノブゴケ科の本種、
湿った岩上やまれに樹幹に群生します。
茎は横にはい規則的に2回羽状に枝分かれし、左右の枝はほぼ同じ長さで5~10mm。
先は細く伸びてとがり、長さ1.5mm前後です
さながら、アクアリウムで言う、南米ウィローモスのような容姿を持っています。
Rhizogonium dozyanum
ヒノキゴケ
本州から九州に広く分布し、中国や台湾でもその姿をみることがあります。
茎は1~2cmほどあり、葉は輪生に密に付きます。
コケ庭園などでも見かけ、上品な品種の1つです。
ヒロハノヒノキゴケ
本州から九州に広く分布し、中国や台湾でもその姿をみることがあります。
通常のヒノキゴケより一回り葉が大きく、
よりつややかです。
茎は1~2cmほどあり、葉は輪生に密に付きます。
コケ庭園などでも見かけ、上品な品種の1つです。
シシゴケ
水草 国産コケ
ヒロハノヒノキゴケ
ブジウロコゴケ
ウィローモスマット
オオホウオウゴケ
ジャワモス
アラハシラガゴケ
オオシガラゴケ
オランダマリモ
南米ウィローモス付き流木
ナミガタスジゴケ モス sp トロピカ 付流木
オランダマリモ
シノブゴケ

水草日本語名索引

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