PHコントロール機能

一種類のマテリアルでpHを安定させるのは不可能
パワーハウスのコンセプトはここからスタートした
飼育水のpHはさまざまな要因で変動しますが、その中でも代表的な要因は
1）水槽を新しくセットした状態では、CO2（二酸化炭素）の放出によりpHは上昇する。
2）水草水槽では、一般的に日中水草が光合成を行うためCO2を吸収し、結果としてpHは上昇する。
3）魚の数が多い水槽やアロワナなど大型魚の場合は、給餌量も多くなり、
微生物（硝化菌）の働き（硝化作用）により硝酸塩が増加してpHは降下する。
などがありますが、どのケースでも水の状態は不安定になります。
パワーハウスは、このpHが上がる場合と下がる場合の2パターンに対応するために、
pH降下抑制型（微アルカリ性）のハードタイプ、pH上昇抑制型（微酸性）のソフトタイプの2種類があり、
単独使用あるいは併用により、
水のpHを安定させ、長期にわたり効率の良い生物ろ過を行うことができます。

ハードタイプpH降下抑制の原理
パワーハウスハードタイプの主成分は
珪酸カルシウム結晶体ウォラストナイトです。
水が酸化しようとするとカルシウムイオンを放出し、pHの降下を抑制します。
これは、常時カルシウムを出す炭酸カルシウム
（サンゴ砂など）とは異なり、必要に応じて放出→pH降下抑制を行いますので、海水魚や
アフリカンシクリッドはむろんpHの下がりやすい
ディスカスやアロワナなどの水槽でも安心して
使用できます。

ソフトタイプpH降下抑制の原理
パワーハウスソフトタイプの主成分は、
カオリナイト系活性シリカです。
水のpHが上昇すると、水中の水酸イオン（OH）
は増加します。
活性シリカはこの水酸イオンを取りこみやすい
性質を持ち、同時に水素イオンを分離放出する
ため、pHの上昇を抑制します。
これは、酸性物質を放出してpHを下げている
わけではありませんので、どんな生体でも安心
してお使いいただけます。

パワーハウス