WILD Discus ディスカス画像ギャラリー

原種ワイルドディスカス現地ルート別ギャラリー

アレンカールート from Alenquer マナウスルート from Manaus ペルー・コロンビアルート from Peru, Colombia

ディスカスを分類する事は、様々な問題があり容易ではない。タイプごとの分類ではヘッケルとのクロスやグリーンとブルーのクロス・レッドとブラウン・など分類する事は不可能である。所詮生命の神秘・大自然の神秘を人間の手で形式的に分類する事はおこがましいのかも知れない。勿論携わっている以上、情報収集するのは当然であるが、学術的な正確な分類は学者に任せて、我々の立場からもっとも有効である分類は、ルートと入手できる情報によるロカリティーの分類でギャラリーを整理する事にした。

地図右アレンカールート from Alenquer
ブルーディスカス・レッドディスカス・ブラウンディスカスなど赤いディスカス系が多い

アレンカーエリアは強力な力を持つ網元のサモエル氏が取り仕切っており、容易に他の業者が採集できないエリアが多いため、ほぼ独占である。またこのエリアは村や町自体が閉鎖的で来る者を拒む習慣があり、強力なコネクションが無いと簡単に入れない。そのようなエリアであるが、今まで長年のコネクション作りや現地調査を行ってきた、WBSABBYの小野田氏のルートが世界的に有名である。
その他はベレンからのルートもあり面白い。

地図中央マナウスルート from Manaus
グリーンディスカス・ブルーディスカス・ヘッケルディスカスなど種々様々なバリエーションが楽しめる

もっとも業者や漁師が多いルートで現地では壮絶なバトルが繰り広げられている。マナウスを仕切っているもっとも大きなエキスポーターがターキスであり世界中に種々様々なアマゾンの魚を出荷し続けている。しかしロカリティーがアバウトで細かな情報を得る事は難しい。よって現地在住の日本人が頑張っている。K2の山本氏やジャパンアクアリュウムの松栄氏など有名である。彼らは当然自らも採集しているためロカリティーが正確で細かいのが特徴である。その他大きくはないが、ある程度ロカリティが細かい現地の業者もあり非常に面白いが、輸入の際、荷物がまとまらない（20ボックス程度）のがタマニキズ。

地図左ペルー・コロンビアルート from Peru, Colombia
グリーンディスカス中心で分布域のもっとも上流域

ペルー便も数社エキスポーターがあり、年々ロカリティーの信頼度も高くなってきた。リスト上では正確なロカリティを知る事は難しいが、より細かい情報をくれる優秀なエキスポーターもあるが、一般には入手しづらいだろう。コロンビア便は細かな産地はまだ記してくる業者を見たことがないが、クオリティの高いものもあるようだ。