アピストグラマ・マクマステリーは、コロンビア北部からベネズエラにかけてのオリノコ川上流域に分布する小型のシクリッドである。現地は軟水・弱酸性 (pH5.5〜6.0) でタンニンにより着色した水域で、落ち葉が堆積した浅瀬や垂れた草の下といった物陰を好んで生息する。ヒレや頬に入る赤い色彩が特徴とされ、日本の流通では近縁のアピストグラマ・ヴィエジタと混同され、その名前で扱われることも多いと伝わる。飼育ではやや低めの pH を好む一方で細菌性疾患にかかりやすく、餌の与えすぎで体のプロポーションが崩れやすい点に注意したい。オスは全長 10cm 前後、メスは 6cm 前後まで育つため、本個体のような 3.5cm 前後の若魚は、これから体色と各ヒレが伸びてくる段階といえる。





