RVA レヨンベールアクア水草図鑑

予告編
”ささき印”
クリプトコリネ”第七弾”
とうとう最終段階になりました~♪
2002年8月ささき採取クリプト情報!

早くもぞくぞくリリース開始となっています。
独特の良さをもつワイルドクリプトです。
ささきボスより頂いた資料を元にこのページでご紹介していきます。

この機会に、是非”ササキ印”のクリプトコリネを御堪能されて見ませんか?
御予約をメールにて受け付けております ***************Cryptocoryne****************************
Sarawak エリア
サラワク
☆クリプトコリネ 新種記載準備中 annna産 SIRD1
仮称 Cryptocoryne yuzeii






サラワクでのメイン調査はこの種を記載するのに必要なサンプリングとデーターであった。
このクリプトは2年前に発見したがバークレアと混生してひっそり繁茂しており
毎回このポイントの調査をするたびバークレアに占領されながら少なくなっていた。
よって新しいポイントを見つけることが急務であったが
幸いにもアンナ(Anna)さん宅の裏庭の川で見つけることが出来た。
ただ別場所で見つけた群落も大きくは無く、希少種で貴重なクリプトである。
このクリプトは今までに無い色彩形状の花で非常に興味深く
現在ヨーロッパの学者筋でも注目されている。
☆クリプトコリネ ストリオラータ ブラウンタイプ アサン産 SIBAI

このエリアは2002年2月に発見したばかりの新しいポイントであるが、
それから半年しか経過していないがかなり激減している様子である。
よく付近を調べると伐採されており水の透明度が雨季でもないのに多少白濁ぎみになっていた。
ただ時期的に群落の移り変わりがあるので次回の調査で状況を見極めたい。
☆クリプトコリネ ストリオラータ グリーンタイプ アサン産 SIBA2
同じ場所で採集されるが、多くのストリオラータの産地を見てきたが
ここまでグリーンが強調されているタイプはこのエリア以外では見ることが出来ない
タイプバリエーションである。この産地の群落の多さではグリーンに軍配が上がり
光のあたり具合・部分的な土質の違い・水流など検証するものの、
何がそうさせたかはいまだに解明不能である。
多くの場合育成環境により葉の形状や色彩は変化するものであるが
この産地のストリオラータに関しては育成環境によるものより
遺伝的に違うのではなかろうかと現在は考えられる。
また多くのクリプトの中でストリオラータは特徴的な繁殖形態を示し
通常ランナーによる繁殖が一般的で開花の必要性をあまり感じないのであるが、
ストリオラータに関してはほとんどランナーを見かけない点と群落規模に対する
開花率が著しく良くほとんどが種子で群落拡大をしていることがわかる。
また群落の作り方もランナータイプのクリプトの場合土質環境や水流などを考慮し
ランナーを出しやすい方向に進んでいくのであるが、ストリオラータの場合
の群落形成はマザー株が中心にありその周りにサークル上に群落を作るのが
特徴的でもちろん混じっている株もあるがはっきりグリーンのサークルと
ブラウンのサークルに別れることが面白い。
☆クリプトコリネ アウリクラータ バジュット産 SATB1

この産地は前回の調査の時より水位が下がっており川の状態も回復傾向にあったが
クリプトの群落はかなり激減している。
この川も雨季乾季で水位のアップダウンが激しいタイプであり
今回の調査は今までもっとも低水位の時期であったが川底にアウリクラータがあり
一見肉厚の葉なので水中には適しにくそうであるが今までの調査では
水中株より水上株が優位であると考えたが、やはり多くのクリプトのように
水中株のほうが成長スピード的には速い事は間違いないようだ。
アクアリュウムでも楽しんで見たいクリプトである。
不思議な藻~1セット
☆クリプトコリネ ブローサ シブリック産 SABS
今まで4度ほどこのエリアを訪れたが多くの群落がある割りに
一度も開花株を見たことが無かった。
今回ようやく開花株を見つけることが出来感無量である。
しかし運悪く雨と夕ぐれの暗さにたたられ撮影は困難を極めたが
この千載一遇のシャッターチャンスを逃す訳にはいかず雨の中撮影に挑んだ。
どちらにせよ日中の晴天時の撮影もリングストロボやバウンズ狙いの簡易パラレルが無いと
コントラストが強すぎ良い写真が撮りにくいのだが
雨天で明るい場合はなかなか味のある撮影が出来るものである。
常に水辺の撮影で撮影機材は水濡れするものの
よく絶えてくれるカメラであり私のお気に入りである。
ブローサは典型的なランナー繁殖タイプで群落規模に対する開花率は著しく悪いが
運良く開花したときの喜びは大であろう。
☆クリプトコリネ 新種記載準備中 SUSK スリアマン産
仮称 Cryptocoryne ueniiy
グリーン虎斑タイプ
☆クリプトコリネ 新種記載準備中 SUSK スリアマン産
仮称 Cryptocoryne ueniiy
ダークグリーンタイプ
ダークグリーンタイプとグリーン虎斑タイプあり





以前からこのエリアでこのクリプトを確認していたのだが、この川の水位は今までは
いつも高く流れも急であったため無理して採集していなかった。
今回このエリアも今までに無く水位が低く容易に調査ができた.
以前このクリプトを水位が低いときに東南亜細亜冒険家でもある
上野氏がサンプリングして私の元に送ってもらっていたのであるが
そのときはおそらくブローサではなかろうかと判断していたが、
なんと開花株を発見して驚いた・・
このクリプトは新種である!
水中葉は一見ブローサの地域変種に見えるが、水上葉は美しく変身している。
花のタイプも今までのものと各当するものが無くまたしてもニュータイプを確認する
ことができ忙しくなってきた。
サラワクでは1800年代から多くの研究家が頻繁に調査しているのでヨーロッパの専門筋では
新種の出る見込みは薄いとされていた。
私の調査でサワラクは2種の新種が確認されボルネオ全土では
3種の新種を現時点でマークできて光栄である。
しかし年々開発による河川の汚染で多くのクリプトが消滅している事実も見逃せない。
仮に100年前ならもっと多くの種類があったのでは無かろうかと想像する。
☆クリプトコリネ パリジネルビア スリアマン産 SALT1
パリジネルビアは4年目にしてようやく発見できたが今回は開花株も見つかり
ケトル内部撮影も済ませることが出来た。ケトル内部壁の色彩模様と雄花・雌花を結ぶ
花糸が極端に短いのが特徴である。
このエリアでもパリジネルビアとロンギカウダとバークレアが混生しておりロンギカ
ウダ20に対して1の割合でひっそり繁茂している状態である。
多くの自然が残っているエリアであるが、開発だけではなく
自然の群落間での闘いもクリプトにとって深刻な問題であろう。
☆クリプトコリネ ロンギカウダ スリアマン産 SALT2
パリジネルビアと同エリアのロンギカウダである。
ロンギカウダの花も独特で大きく優雅である。
栽培も容易なほうであるので是非チャレンジしてもらいたい。

クリプトコリネの種類