RVA レヨンベールアクア水草図鑑

世界の未公開種
詳しいコメントはゆっくりやっていきます。
今回クリプトコリネの生息域で採集・調査するのが難しいボルネオ島の奥地、
島の南部域である中央カリマンタン州に、水質調査と新種及び希少種の採集を目的に旅立った次第である。
カリマンタンには多くの固有種が生息し水草に関しても未記載種が非常に多く水草にかかわる方にはより神秘的なエリアである。
特にバンジェルマシンからパンカランブーンの間には低湿地帯で無数の小川が存在しており、
つい数年前までは道が開けておらず秘境の地とされていた。よって学術調査などには移動するのが厄介であったことから、
このエリアでのクリプトコリネはいまだ表立って発見されていないのが多いのが現状である。
イリアンジャヤにつぎ、世界で3番目に大きい島、ボルネオ島は赤道直下に
シュワネル山脈・ミュラー山脈・イラン山脈等の標高1000から2000mの巨大山脈が有り、
その周辺にマレーシア領とインドネシア領の国境を有する島である。
又地質学的又生物学的に見て、その山脈を境に異なる生態系が存在する資源の豊かな島である。
クリプトコリネはその種類を地域別に分類されており、現在ボルネオ種と言われているものは、
マレーシア領サラワク中心のエリアのことをおおむね差していることが多いようだ。
本来、ボルネオでの種類的分布域の分け方は、北がサラワク中心のポンティアナック~コナキタバルと
南のパンカランブーン~バンジェルマシンまでのエリアはまったくといってよいほど生態系が違う。
この事はボルネオ中央を走る巨大山脈に関係がある。
又南のエリアはつい2年前にそこそこ動ける道が出来たばかりで、2年前以前に私が行った
エリアに行くことは非常に困難を要するものであろう。
そのことからこの種は非常に貴重であるといえる。

Cryptocoryne borneoensis Cempaga punbu
Cryptocoryneborneoensis Cempaga punbu

Cryptocoryne sp4
sasaki no4 Sungei Seranau Tanahputih

Cryptocoryne sp cf ****
sasaki no3b Cempaga parit

Cryptocoryne sp
sasaki no3A Cempaga parit

Cryptocoryne fazant ダッセン
10月新着

クリプトコリネの種類