ボルネオ陥落後次の作戦目標はスマトラ本島であった。 スマトラでは現段階2003/08私自身グリフィティ・スクリリス・ロンギカウダ・フスカ・キリアータなどを調査確認二成功している。 残されたターゲットはビローサ・モエルマニー・ポンテデリフォリアである。 その他、ズカリーやヤコブセニーがあるが詳細な記載がないためスマトラであるのかどうかいささか不明な点があり今後の私の調査で分布の買解明のお手伝いができるであろうか? さて初めてのスマトラ本島での目的地はスマトラバラト州の州都パダンを選択した。パダン・ジャンビ間はスマトラのど真ん中を抜ける道があるため、スマトラの大体の地形を感じ取ることができるからである。 パダンに到着するまでの機内でしっかりスマトラの地形を眺めてきた。 一見緑美しいのであるが、飛行高度が低いときにじっくり眺めるとやはり大分部分の土地はプランテーションと稲作・畑作で開発されていた。陸上量差でかなり難易度が高いことを覚悟した。 いよいよパダンの空港に到着した。到着するや否や空港を出た瞬間、 やはり大勢のインドネシア人に包囲された。 荷物もちやタクシーなどのごろつきが皆私の元に群がりすごいことになった。 しかしこれからがインドネシア使い方慣れの見せ所だ! 当然ガイドやスケジュールの手配など何も考えず行動することが新天地での動き方の重要な考え方になるのである。 予定は未定や約束など日本の感覚で行動はできない場所である。 私はその人の群がりを利用し群がりのなかでのボスキャラを正確に見抜き逆キャッチし 一番良い車を持っていそうな奴にアプローチし行動を共にするように瞬間的に話し込む! 今回も何とかその作戦が成功しインドネシアでは最強クラスの4WDとドライバーをゲットした。 早速空港から降りてパダンの町でも向かうのが普通であるが時間が限られているため 即ムアラブンゴまで400キロの旅を決行した! 一日目はムアラブンゴの安宿に止まり翌日麻からムアラブンゴ包囲網的行動でクリプトコリネの自生地を探ることにしたのであるが、 スマトラは開発が想像以上に進んでおり原生林が山間部以外見当たらないのが現状であった。 カリマンタンのよう木を焼きっぱなしなどはないが稲作中心でまるで戦前の日本の田舎のイメージであった。 ようやくボグネールやヤコブセンが採集したであろう場所を見つけクリプトを確認したが、 この川自体の寿命もそう長くないだろうと感じるほど美しい状態ではなかったが少数のクリプト群落が泥にまみれて確認できた。 絶対株数が少ないため開花株は見つけることはできなかったがビローサに間違いないであろう。 このポイントではスクリリスとビローサとロンギカウダが調査されているがスクリリスとロンギカウダでは無いと判断できるので 消去法的にビローサであるといえる。もしその他の花が咲いた場合は更に面白い情報である。 我ぞ!と思われる方!是非開花にチャレンジしていただきたい。 |
上記写真 おそらく以前はこの場所に群落を作ったはずであるが実際は下記の写真のようにまばらにしか繁茂していなかったので少数サンプリングとした貴重な一品である。 |
この魅惑的なクリプトを是非仲間に加えていただきたい! 鉢植えギャラリー |