水草のための底床ヒーティングシステムです。水草は根を暖めることで健康に成長します。
そのためには、水の温度よりも底床の温度を若干高く保つことが必要です。
この温度差が底床内部にゆっくりとした水の流れを作るため、水の淀みや望ましくない副産物の生成を防ぎ、
水草の最適な生長と活力に必要な栄養分を根に供給します。
通常のサーモスタットで水温管理された水槽では、水の温度は一定に保つことができますが、
底床や根の温度は常に水温よりもやや低い状態になります。
サーモスタットでの水の加温に加え、ルーツサーモを使用し弱い力で底床へ加温することは
水と底床に温度差を付けるための合理的な方法です。
このようにすることで水草の根の温度をやや高めに保つことができます。
ルーツサーモ160![]() ![]() ![]() ヒーティングケーブル:20W ヒーティングケーブル長:3m 適合水槽:160リットル |
ルーツサーモ400![]() ![]() ![]() ヒーティングケーブル:40W ヒーティングケーブル長:3m 適合水槽:400リットル |
■セットアップおよび作動について■
1)Root Thermを装備される前に水槽の底に汚れがないかを確めてください。
2)Root Thermのケーブルを調べ、加熱部分がケーブルに印刷された黒い印の間にある事を確認してください。
加熱部分とトランスフォーマーの間にある2mの非加熱部分は通常のケーブルですので加熱はしません。
3)水槽の底に均一に加熱部分を配置し、付属のケーブルアンカーで固定してください。
4)ケーブルの非加熱部分を水槽外へ引き上げ、付属のケーブルアンカーで固定し、ケーブルの端が水に濡れない位置にある事を確認してください。
水槽を水で満たすまでケーブルはトランスフォーマーに接続しないでください。
5)加熱部分のケーブルは少なくとも25mm程度の底砂でカバーしてください。
6)加熱ケーブルの片側を端をトランスフォーマーのコネクターの一つに接続してください。
7)水槽に正しくセットされ、水槽内に水が満たされたら、トランスフォーマーを電源に繋いでください。
※トランスフォーマー = ACアダプター
注) Root Therm(ルーツサーモ)は底床をしっかりと加温する目的の商品になります。
水槽水温につきましてはご希望の水温を保つように通常のヒーターとサーモスタットを御使用ください。
また、温度は固定式ですので、サーモスタットなどとの接続はできません。